私が長年ベビーマッサージをお伝えし、ママさんと赤ちゃんのふれあいの光景を見守る中で、
あるときから、ずっとなんとなく思っていたことがありました。
タッチケアをもっと必要としている人が他にもいるのではないだろうか?
例えば、参加したい気持ちはあっても、参加することに積極的になれないママ、
参加することを躊躇してしまうママがいるのではないだろうか?
そして、そういう時期を過ぎ、お子さんは大きくなったけど、
不安や困りごとをなんとなく抱えたまま子育てをしているママがいるのではないだろうか?
そんなママさんたちにも、このタッチケアを届けられたら…
そんな思いから、私の学びの方向性はほんの少し角度を変えていきました。
そんなことを思うようになったのは、きっと私がそうだったから。
超低出生体重児で、発達もかなり遅れていた長女の子育てをしていたころの私は、
落ち着きのない長女と一緒にたくさんの人が集まる場所に行くのがとても億劫でした。
楽しそうだな…と思う場があっても、そこへ行くのを躊躇してしまう。
長女に対してイライラしたり、接し方に悩んだり。
だけど、そのころの私は今のような知識もなく、情報もなかった。
だんだんと長女がゆっくりだけど成長してきて、少しずつ困りごとが解消されていくまでの時間を
自分なりに工夫はしていたけど、これといった解決策はなく過ごしていました。
(定期的に診察に行ったり療育に通ったりはしていました。)
今振り返れば、もっとできたことがあったのに…と思う。
ただ、知ってさえいれば、解決できたことがあったかもしれない。
もっと楽だったかもしれない。
だから、必要としているいる人がいるなら、伝えたいし、知ってもらいたい。
そして、小さな不安を解消して、一緒に子育てを楽しめたらいい。
子育ては一人ではできない。
子どもを見守る目は、多ければ多いほどいいと私は思っています。
見守る視点が親とは違う、そんな目がたくさんあればもっといい!
何か気になることがあれば、いつでもご相談ください。
もちろん、すべてのケースにおいて解決できるなんておこがましいこと、思っていません。
でも何かしらのヒントや、不安解消への糸口が見つけられる可能性はあります。